4歳の娘。ピーナッツアレルギーのチャレンジテスト(経口負荷試験)に行って来ました!

我が家の娘はピーナッツアレルギー

2015年産まれの我が家の娘にはピーナッツアレルギーがあります。

ピーナッツは、小麦や卵・牛乳と違って食べられなくても日常生活で困ることはほとんどありません。

しかし、チョコレートやクッキー、おかきなどに含まれている場合があるので、気づかずに食べてしまうと大変なことになります。

なので、アレルギー専門の病院で『チャレンジテスト(食物経口負荷試験)』というものを受けてきました。

今回は娘のピーナッツアレルギーの症状とチャレンジテストの結果について詳しくまとめています。

アレルギーは本当に怖いので、ぜひ読んでいただければと思います。

娘のピーナッツアレルギーの症状

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

まずは、娘の症状について詳しく説明していきますね。

娘にピーナッツアレルギーがあるのが判ったのは3歳半ごろです。

おばあちゃんの家に遊びに行って、ピーナッツが入っている『おかき』を知らずに食べてしまった事で判明しました。

娘はその時までピーナッツを食べる機会が無く、食べたことがありませんでした。

そして、その時に居合わせた誰もが「おかき」にピーナッツが入っていることに気づいていませんでした。

食物アレルギーの症状は摂取してから30分から2時間くらいの間に現れ始めると言われています。

娘の症状も『おかき』を食べてから1時間弱が経過した頃に現れ始めました。

おもな症状は

  • 元気がなくなって怠そうにしている
  • ゼイゼイと苦しそうに呼吸をする
  • 痒みを伴う発疹
  • 痰の絡んだ咳
  • 嘔吐1回
  • 鼻水

です。

娘の元気がなくなってから苦しそうな呼吸になるまでに2時間もかからなかったと思います。

あっという間に症状が悪化しました。

発疹は手首や足首、お腹、太ももなど皮膚の柔らかいところにたくさん出ていました。

蚊に刺された跡よりも少し小さいくらいの大きさです。

発疹などの症状が少しで本人も元気にしているのなら、緊急で病院を受診しなくても良いと思います。

しかし、娘は呼吸器の症状が強かったので緊急で病院を受診することにしました。

幸いにも、かかりつけの病院は呼吸器とアレルギーの専門の病院です。

すぐに対応してもらうことが出来たので本当に助かりました。

入院して治療することに

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

受診したのが夜間だったこともあり、娘は入院することになりました。

入院中に受けた治療は

  • 去痰剤の服用
  • 鼻水の吸引
  • 酸素吸入
  • 吸入

です。

ゼイゼイと苦しそうな呼吸は吸入して気管支を拡張してもらうことで、すぐに落ち着いてきました。

入院当日は睡眠中に血中の酸素量が下がったので、睡眠中のみ酸素マスクを使用しています。

その後は徐々に症状が落ち着いて3泊4日で退院となりました。

入院中に調べてもらったアレルギーの採血の判定値は

  • ピーナッツ → 32.20
  • Ara h2 → 27.70

でした。

これはかなり高い数値だそうです。

MEMO
吸入とは薬剤を蒸気にして吸い込む治療のことです。喘息の治療で使われることが多いです。

激しく反省

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

今回の件で娘にしんどい思いをさせてしまって、私は激しく反省しました。

今まではいただいたお菓子などは必ず原材料を確認してから娘に与えていました。

それなのに

  • 息子の離乳食が始まって、アレルギーに対する意識が息子にいっていた
  • おかきにピーナッツが入っているとは思わなかった
  • 3歳を過ぎてほとんど何でも食べられるようになったので、すっかり油断してしまっていた

などの理由から、おばあちゃんの家で出された『おかき』の確認を怠ってしまいました。

娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そして、小さい子供が集まる場所にお菓子を持っていく時は、私自身も細心の注意が必要だと改めて考えさせられました。

ほかの子にもアレルギーがあって、何かしらの症状が出る可能性があります。

ほかの子に勝手にお菓子を与えることはもちろん絶対NGですが、子供同士のやりとりにも注意が必要です。

アレルギーの症状は本当に怖いです。

命にかかわることもあります。

ナッツ類にも気をつけるべき?

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

世の中には、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツなど『ナッツ』と名のつく食べ物がたくさんあります。

ピーナッツアレルギーの子は、こういったナッツ類にもアレルギー症状が出るのでしょうか?

小児科の先生に詳しく教えていただきました。

まず、

ピーナッツとナッツ類はまったく別の種類

になります。

ピーナッツは芋のように地中に実が出来ます。

しかし、ヘーゼルナッツなどナッツ類と呼ばれるものは木の実です。

だから、ピーナッツアレルギーがあるからといってナッツ類にアレルギーがでるとは限りません。

ただし、小児科の先生の経験から

何かひとつ食物アレルギーを持っている子は、他の食物にもアレルギーを持っている可能性があるので、そういった点から、ピーナッツアレルギーの子がナッツ類にもアレルギーを持っている可能性はある。』

と言われました。

どちらにせよ注意が必要です。

ちなみに、うちの娘はナッツ類にはアレルギーはありません。

たくさん食べても大丈夫です。

チャレンジテスト(食物経口負荷試験)へ

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

娘がお世話になっているアレルギーの病院では『チャレンジテスト(食物経口負荷試験)』というものが日帰り入院で実施されています。

これは、アレルギーの出る食物を少しずつ食べて

  • 食物アレルギーの確定診断
  • どれくらいの量を食べられるのか
  • どんな症状がどれくらい出るのか

などを確認するテストです。

結果に応じて必要なお薬や今後の方針なども決められます。

すごく少ない量を摂取しただけでも重篤な症状が出るのなら、それなりの強いお薬が処方されます。

ピーナッツは子供が食べるようなお菓子にも含まれています。

なので、チャレンジテストを受けてお薬の必要性を判断してもらうことはとても大切です。

娘のチャレンジテストは、今年に入ってすぐに受けてきました。

ピーナッツを

  1. 0.05g
  2. 0.1g
  3. 0.2g
  4. 0.5g

の順番に食べて体調を確認します。

症状が出れば摂取を中止して、必要に応じて投薬や吸入の治療を受けます。

症状が酷い場合はそのまま入院になることもあります。

チャレンジテストの結果

4歳ピーナッツアレルギー経口負荷試験

娘のチャレンジテストは②の0.1gを摂取したところで終了しました。

ピーナッツ0.1gがどれくらいかというと、ピーナッツ1粒の8分の1よりまだ少し小さいくらいの大きさです。

この時の娘の症状は

  • 嘔気
  • 鼻水
  • 淡の絡んだ咳
  • 手とお腹・背中・太ももの発疹
  • 目の痒み

でした。

たった0.15g摂取しただけでこれだけの症状が出るとなると、娘の食べるものには本当に気をつけなくてはいけません。

そして『エピペン』というアナフィラキシー補助治療剤が処方されることになりました。

これは、重篤な症状が出た時に太ももに注射して早急に症状を和らげるお薬です。

エピペンについてはまた別の記事で詳しくまとめたいと思います。

今回のチャレンジテストはごく微量で症状が出てしまったので、次のチャレンジテストは1年後となりました。

長い付き合いになりますが、将来的には少しくらいは食べられるようになれば良いなと思っています。

チャレンジテストは私も疲れましたが、本人はもっと疲れたと思います。

お疲れ様でした!

それでは、今日も読んでくださり、ありがとうございました。

MEMO
今回のチャレンジテストで最初に摂取した0.05gの量を、病院の方が測り間違えていた可能性が出てきました。なので、実際に娘が摂取した合計量は0.15gではなくて0.2g~0.3gの可能性があります。どちらにしてもエピペンが必要になる対象です。

4 Comments

あみ

はじめまして、同じく2015年生まれのムスメがピーナッツアレルギークラス4です。3歳になってすぐに食べたジーマミー豆腐で嘔吐、蕁麻疹がありました。質問ですが、Arah2は検査されましたか??差し支えなければ、数値を教えてください
娘はずっと完全除去してきましたが、小学校入学に向け経口負荷試験を検討するよう、主治医にいわれていて…

返信する
ウサ子

あみさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
Ara h2も検査していますよ。
数値は27.70でした。(ブログの記事にも追記しました。)

アレルギーは本当に怖いですよね。
うちはまた来年にチャレンジテストを受けて、それでも微量で症状が出るのなら、約1ヶ月ほど入院して摂取出来るように治療してもらう予定です。
少しでも食べられるようになれば良いのですが。。

返信する
あみ

ウサ子さん
返信ありがとうございます。
Arah2も高い数値だったんですね。我が子は10でした。IgEの検査と違い、Arah2が陽性であれば症状が出るのはほぼ確実と聞いているので、あえて経口負荷試験をする必要性があるのか?(今4歳であえて辛い思いをしなくても、完全除去のままていいのでは?)と疑問が残っています。。。

ピーナッツアレルギーは治ることは少ないといわれましたが、最近はそれも変わってきているみたいですね。アレルギーを持っいても、せめて命の危険がない程度の症状になってくれれば…と思ってしまいます。

重度のピーナツアレルギーの人は、まわりやネット上でもなかなかいないので、このような話をしてしまいすみません。

返信する
ウサ子

あみさん
コメントありがとうございます。

そうですよね。娘がお世話になっている小児科の先生も「辛い思いをさせるのはかわいそうなので」という理由でチャレンジテストを中止される方もおられると仰っておられました。

私は万が一、ピーナッツが入っている食べ物を今回のように気づかずに食べてしまった時、どれくらいの量でどんな症状が出て、どんな薬が必要なのか、それを把握しておいた方が良いと思ってチャレンジテストを受けました。
娘にはしんどい思いをさせたので、やっぱり心は痛みましたが・・・

あみさんの仰っるように本当に命の危険がない程度の症状になってくれることを祈るばかりです。

私のまわりにもピーナッツアレルギーの人はいてません。
なので、こうやってあみさんがコメントをくださって、とても励みになります。
ありがとうございます。

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