
ノートパソコンってテンキーが無かったら不便?
新しくノートパソコンやキーボードを購入する時に、テンキーがあった方が良いのか、迷ったことはありませんか?
私は、初心者向けのパソコン教室でインストラクターを4年ほどしているのですが、生徒さんからパソコンを購入される時の相談を何度も受けてきました。
相談を受ける中で、テンキーの必要性については質問されることがとても多かったので、テンキーが無かったら本当に不便なのか?という点について考えをまとめてみました。
この記事では
- テンキーの必要性
- メリット・デメリット
- 外付けのテンキーは使えるのか
について、詳しく解説していきます。
外付けテンキーを選ぶポイントも紹介していきますので、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!


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テンキーの役割

まず最初に、テンキーの役割から確認しておきましょう。
テンキーはキーボードの右端にあり、右手で操作する仕様になっています。
右手だけで数字を素早く入力することができるので、Excelや会計ソフトで数字を大量に入力したり、表計算をする時などにとても便利です。
テンキーの無いパソコンで数字を入力する時は、キーボードの2段目のキーを使って入力することができますが、両手を使うため、片手で使えるテンキーに比べると業務のスピードが遅くなります。
- テンキーで数字を入力すると→半角
- キーボードの2段目で数字を入力すると→全角
ノートパソコンのテンキーを使って数字を入力した場合、入力モードに関係なく数字が【半角】で入力される設定になっています。
しかし、キーボードの2段目を使って数字を入力した場合、入力モードが【ひらがな】の場合は、数字が【全角】になります。
Excelなどで数字や計算記号を入力する時は、【半角】で入力するのが基本です。【全角】のまま入力すると、計算式などがエラーになる事があります。
キーボードの2段目を使って数字や計算記号を入力する時は、下記の画像のように【半角英数字】のモードに切り替えて入力するようにしましょう。

テンキーの必要性とメリット

ノートパソコンのキーボードにテンキーは必要なのか?
私の経験から結論をいうと、
日常的に大量に数字を入力しない限り不要
と考えています。
上の画像は私が4年ほど使用しているノートパソコンです。
Excelなどは時々使う程度なので、テンキーはありませんが、まったく不便に感じたことはありません。

それならテンキーが無くても大丈夫だね!

ちょっと待って!ノートパソコンの大きさも確認しておいた方が良いよ!
一般的に、テンキーのあるノートパソコンと、テンキーが無いノートパソコンでは、本体の大きさに違いがあります。
私が以前に使用していたテンキーのあるノートパソコンと大きさを比較してみました。

テンキーのあるノートパソコンがけっこう大きいですよね?
少し高齢になられてからパソコンを始められる方に多いのですが
大きい画面で入力したい
大きい画面で動画が見たい
と思われる場合があります。
そんな時は、数字の入力をするしないに関係なく、テンキーのある大きい画面のノートパソコンがおすすめです。

このあと、テンキーのあるノートパソコンのデメリットも説明するので、合わせて参考にしてみてください。
それから、そこまで気にする必要はないと思いますが、テンキーのあるノートパソコンは、本体が大きい分、バッテリーも大きく充電が長持ちする傾向にあります。
テンキーついたノートパソコンのデメリット
テンキーのついたノートパソコンは
- 数字が素早く大量に入力できる
- 大きい画面で見やすい
- 充電が長持ちする傾向にある
というメリットがありますが、デメリットもあります。
まず、テンキーのあるノートパソコンは大きいので重たいです!
最近は軽量モデルも見かけるようになりましたが、それでもテンキーの無いノートパソコンに比べると重たいです。

ノートパソコンの厚みもかなり違いますね。
テンキーの無いノートパソコンでも長時間移動する時に持ち運べば、けっこうな重労働になってくるので、テンキーのあるノートパソコンを持って長時間移動するなら、ちょっと気合が必要かなと思います。

テンキーのあるノートパソコンを持ち歩いていた時は重たくて大変でした💦
次に、テンキーのあるノートパソコンは大きいので、かさばるし場所をとります。
テンキーのあるノートパソコンを使うときは、広い作業スペースが必要なります。
また、キーボードからマウスに手を伸ばす時にも、ちょっとだけ距離が長く不便に感じることがあります。
最後に、テンキーのあるノートパソコンは料金が高いことが多いです。
テンキーがある分、どうしても多くの部品が必要になり、製造コストがかかります。
数万円くらい違う場合があるので、これは、ちょっと大きめなデメリットかも知れません。
テンキーのあるノートパソコンのメリットとデメリットをまとめてみると・・・
テンキーのあるノートパソコン
メリット
- 数字が素早く大量に入力できる
- 大きい画面で見やすい
- 充電が長持ちする傾向にある
デメリット
- 本体が重たい
- 大きいのでかさばる場所をとる
- 本体の料金が高い

私は大量に数字を入力することが無いので「軽さ」と「値段」を重視して、テンキーの無いノートパソコンを選びました。
外付けテンキーの選び方

日常的に大量に数字を入力することが無ければ、テンキーがなくても不便に感じることはありません。
それでもやっぱり不安だったり、後から頻繁にExcelを使うことになったらどうしよう?と思われることがあるかも知れません。
そんな時は、必要な時だけ使用できる「外付けテンキー」がおすすめです☺
我が家で使用している外付けテンキーは上の画像の2種類。どちらも快適に使えてとても便利です。
外付けテンキーには大きく分けて
- 有線
- ワイヤレス(Bluetoothなし)
- ワイヤレス(Bluetoothあり)
の3種類があって、値段にも幅があります。
購入される時のポイントになるので、それぞれ詳しく説明していきますね。
有線の外付けテンキーは、USBケーブルでノートパソコンに接続するタイプです。

画像の長方形の部分がUSBケーブルの差込口になります。
何も設定しなくても、USBケーブルを差込口に差し込むだけで使えるようになります。
また、USBケーブルを差し込むことで、給電しながら使用できるので電池が不要です。接続も安定しやすいです。
価格は1000円~3000円くらいのものが多いです。
注意点は、USBケーブルが邪魔に感じる場合があることと、ノートパソコンにUSBの差込口が少ない場合は不便ということです。
有線の外付けテンキー
メリット
- ケーブルを差し込むだけで使える
- 接続が安定しやすい
- 低価格で購入できる
デメリット
- ケーブルが邪魔に感じる場合がある
- USBの差込口が少ない場合は不便

低価格で設定不要なので、初心者さんにもおすすめです☺
ワイヤレス(Bluetoothなし)の外付けテンキーは、USBレシーバーをUSBの差込口に差し込んで接続するタイプです。
ケーブルが無いので邪魔にならず、快適に使用することができます。
USBレシーバーはこのような小さい部品です。

有線タイプと同様、USBレシーバーを差し込むだけで使用できるようになります。
ただし、こちらもUSBの差込口が少ないノートパソコンは不便なことと、USBレシーバーを紛失しないように注意する必要があります。
また、ワイヤレスタイプは給電できないので、電池交換や充電が必要になってきます。
価格は、2000円~4000円くらいのものが多いです。

電池交換と充電のやり方については、このあと説明していきますね!
ワイヤレス(Bluetoothなし)の外付けテンキー
メリット
- USBレシーバーを差し込むだけで使える
- ケーブルがないので快適に使える
- まぁまぁ低価格で購入できる
デメリット
- 電池交換や充電する必要がある
- USBの差込口が少ない場合は不便
- USBレシーバーを紛失するリスクがある

ワイヤレスを手軽に使いたい方におすすめです☺

我が家で使用している外付けテンキーは、2台ともワイヤレス(Bluetoothあり)のタイプになります。
ワイヤレス(Bluetoothあり)のタイプは、使用する前に、ノートパソコンと外付けテンキーを繋ぐ「ペアリング」という設定が必要になります。
ペアリングしておけば、2回目からは外付けテンキーの電源を入れて、ノートパソコンの近くに置くだけで使用できるようになります。
ケーブルやUSBレシーバーなどの部品が不要なので、邪魔にならず、USBの差込口が少ないノートパソコンでも安心です。
ペアリングは2~3分で終わる簡単な作業ですが、2台ともペアリングの手順が説明書に丁寧に記載されていました。

ワイヤレス(Bluetoothあり)の外付けテンキーの価格は、3000円~10000円前後と幅があります。
注意点としては、接続が不安定になる場合があることです。
ワイヤレス(Bluetoothあり)の外付けテンキー
メリット
- ケーブルもUSBレシーバーも不要
- USBの差込口が少なくても安心
デメリット
- 電池交換や充電する必要がある
- 接続が不安定になる場合がある
- 高価なものもある

我が家のノートパソコンはUSBの差込口が少ないので、Bluetoothで接続できるタイプを選びました。今のところ、接続も安定していて快適です。
ワイヤレスの外付けテンキーは、「電池交換」か「充電」が必要になります。
こちらのMicrosoftの外付けテンキーは、電池交換が必要なタイプでした。

さらに、電池ボックスの蓋を開けるためにSIMピンが必要でした!
SIMピンが無かったので、クリップを伸ばして代用しました。


Microsoftの外付けテンキーの電池の寿命は2年くらいらしいのですが、電池の購入と交換は手間と言えば手間です(笑)
もう1台のiCleverの外付けテンキーは、ケーブルを繋いで充電するタイプでした。

iCleverの外付けテンキーのケーブルの差込口は、楕円型のType-Cです。

使用する前にコンセントに差し込んで充電することができますが、ノートパソコンに繋いで充電しながらテンキーとして使用することもできます。

電池交換が手間に感じる人は充電するタイプがおすすめです。
最後に外付けテンキーのキーの配置を見ておきましょう。
我が家にある外付けテンキーのキーの配置は、このようになっています。

iCleverの外付けテンキーの方が、ESCキーやTABキーなどキーの数が多くなっています。
その分、Microsoftの外付けテンキーより大きめのサイズになっていますが、表計算の時などは、iCleverの外付けテンキーの方が便利かも知れません。
また、BSキーの位置にも違いがありました。

こちらも使い勝手に差が出てくると思いますので、購入される時は確認しておきたいポイントです。

ノートパソコンを持ち運ばれることが多い方は、外付けテンキーの厚みを確認しておくと便利です。
外付けテンキーは、基本的に薄型のものが多いですが、Microsoftの外付けテンキーは超薄型です。

1番厚みのあるところでも1cm弱になっています。この超薄型のお陰でパソコンバッグに入れてもまったくかさばりません。
外付けテンキーは電卓にもなる
私は購入してからこの機能を知って驚いたのですが、外付けテンキーは電卓として使うこともできます。

黄色で囲った部分が、電卓ボタンです。このボタンを押すと

なんとノートパソコンのデスクトップ画面に電卓が表示され、電卓として使えるようになるんです!
私はあまり使う事はないのですが、初めて使った時は感動でした。
ノートパソコンのテンキーのまとめ
今回は、ノートパソコンのテンキーの必要性について解説してきました。
基本的には、日常的に数字を大量に入力しない限り、テンキーは不要ですが、テンキーのあるノートパソコンには下記のようなメリットとデメリットもあります。
テンキーのあるノートパソコン
メリット
- 数字が素早く大量に入力できる
- 大きい画面で見やすい
- 充電が長持ちする傾向にある
デメリット
- 本体が重たい
- 大きいのでかさばる場所をとる
- 本体の料金が高い
また、テンキーの無いノートパソコンも、外付けテンキーを使用することで、必要な時にだけテンキーを使うことが可能です。
外付けテンキーを購入する際は
- 有線かワイヤレス
- 電池交換か充電式
- キーの種類と配置
- 持ち運びやすさ
など、ポイントをおさえておくことがおすすめです。
長くなりましたが、ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございます☺