乳腺炎で38度を越える発熱!こんな時はどうすれば良い?

乳腺炎で発熱!

我が家には、3歳半になる娘と1歳2ヶ月になる息子がいます。

2人とも基本的には母乳で育ててきました。

そして、今まで大きなトラブルに襲われたことが無かったのですが、先日、発熱を伴う乳腺炎を初めて経験しました。

もうね、めちゃくちゃしんどかったです(涙)

こんな真夏にインフルエンザにでも罹ったのかと思いました。

乳腺炎って、何の前触れもなく突然やってくるんです。

なので、今回はそんな乳腺炎について詳しくまとめてみました。

これからお産を控えておられる方や、授乳中の方に読んでいただけると嬉しいです。

乳腺炎の対処法だけ知りたい!という方は乳腺炎になったらどうするべき?にジャンプ!

乳腺炎とは

乳房が炎症を起こしている状態を乳腺炎といいます。

授乳期に母乳が乳腺に溜まって起こるのが『うっ滞乳腺炎』。

細菌感染によって起こるのが『化膿性乳腺炎』と言われます。

こんな症状が出ました

今までに大きなトラブルはなかったにしろ、小さなしこりができたり、入口が詰まる乳口炎になったりと小さなトラブルは何度か経験したことがありました。

でも、今回の症状は今までとはまったく違うかったんです。

お風呂でシャワーを浴びている時に、突然、症状が現れ始めました!

急に右側のおっぱいだけがパーンと張ったような感じになってきたんです。

触れてみると、大きめの『しこり』があるのが分かります。

なにやら吐き気もします。

これは乳腺炎になりかけてるのかな?

嫌な予感がしたので、そのままお風呂で搾乳してみました。

もともと母乳がよく出る体質なこともあり、搾乳すると噴水のように母乳がどんどん出てきます。(苦笑)

いつもなら、こうやって自分で搾乳すると張った感じはすぐに楽になるんです。

小さなしこりや乳口炎になった時も、授乳したり搾乳したりでなんとかなることがほとんどでした。

でも、今回はいくら搾乳しても楽になる気配がまったくありません。

ちょっとヤバい感じがしたので、お風呂から上がり息子に母乳を飲ませてみました。

それでも楽になる気配はまったく無く、それどころが寒気までしてきました。

授乳しながらガタガタと体が震えます。

頭や体のあちこちも痛くなってきました。

熱を測ると37.4度。その2時間後には38.6度まで一気に上がっていました。

インフルエンザのような症状です。

めちゃくちゃしんどいです。

本来なら、今すぐにでも助産師さんに助けてもらいたいところなのですが、あいにく診てもらえる時間帯ではありません。

仕方ないので手持ちの解熱剤(カロナール)を服用し、なんとか一晩しのぎました。

まずはレディースクリニックへ

解熱剤を服用し、次の日の朝を迎えたものの、やはり熱は下がっていません。

頭や体のあちこちも痛いままです。

この日、小さなトラブルでお世話になったことがある助産院は予約でいっぱい。(涙)

なので、近隣のレディースクリニックで診てもらうことにしました。

レディースクリニックに到着して初診の受付を済ませると、すぐに助産師さんが右側のおっぱいを診てくれました。

やはり、乳腺が何本か詰まっているとのこと。

さっそく搾乳してくださったのですが、この搾乳が痛いのなんのって・・・(涙)

助産師さんは『しこり』になっている部分をギュッと握るように掴み、乳首を絞るように搾乳してくださいました。

そして、30分ほど搾乳してもらったところで詰まりが解消され、抗生物質も処方してもらったのですが、なにやらスッキリしません。

発熱は治まったものの、しこりも胸の張りも改善されていないような気がします。

今までお世話になった助産院では、搾乳してもらった時にこんなに痛いと感じることはありませんでした。

それに、搾乳してもらったあとスッキリしていました。

なんだか不安になってきました。

やっぱりいつもの助産院へ

けっきょく、レディースクリニックで診てもらった2日後にいつもの助産院でも診てもらうことにしました。(笑)

そしたらやっぱり全然違うんです!

まず、搾乳が痛くない!

搾乳というよりマッサージですね。

もちろん、多少の痛みは感じますが、しこりをギュッと掴まれることも乳首を絞るように搾乳されることもありません。

それなのに、マッサージが終わったあとはすごくスッキリしているんです。

それに、トラブルを起こしていない方のおっぱいもちゃんと診てマッサージしてくださいました。

レディースクリニックで診てもらったのはトラブルを起こしている方のおっぱいだけだったので少し気になっていたんです。

さすが、おっぱいマッサージをメインで営業されているだけあります!

こちらの助産院では、乳腺炎のマッサージで炎症を起こしている『しこり』は刺激しないそうです。

炎症を起こしている部分を刺激すれば、炎症が酷くなる恐れがあります。

なので、炎症を起こしている部分へのアプローチではなくて、炎症を起こしてしまう原因へのアプローチをするそうです。

そして、炎症を起こしてしまう原因が改善されれば、乳腺の詰まりを無理に絞り出さなくても授乳した時に自然にとれるのだそうです。

なるほど~って思いますよね!

乳腺炎になったらどうするべき?

さて、こちらの助産院にこれからもお世話になれたら良いのですが、残念ながら、来春、遠くに移転されてしまいます。

なので、今回のような乳腺炎になった時、どうしたら良いのかをアドバイスもらいました。

乳腺炎になったときは

  • とにかく授乳すること
  • 搾乳して排乳すること
  • 炎症を起こしている部分は冷やすこと
  • なるべく早く助産師さんに診てもらうこと

だそうです。

私も今回初めて経験したのですが、乳腺炎はものの数時間で悪化してしまう重症型の感染症です。

とにかく授乳して搾乳して、そして診てもらうのはレディースクリニックよりも個人の助産院がおすすめだそうです。

理由は、助産院の助産師さんのほうが乳腺炎に対して経験が豊富だから。

もちろん個人差はあると思いますが、レディースクリニックの助産師さんは乳腺炎に対して経験が少ない方が多いです。

どんなパターンの乳腺炎に対しても、教科書通りのマッサージしかされないことがあります。

そして、レディースクリニックでは抗生物質が処方されます。

抗生物質を服用すれば、ひとまず乳腺炎は治まります。

しかし、乳腺炎をおこす原因が改善された訳ではありません。

なので、しばらくするとまた乳腺炎になります。

この繰り返しが多いのだそうです。

今回の経験で、確かに…と思いました。

それから、抗生物質の必要性についても助産院で判断してもらうのが良いそうです。

助産師さんは医師ではないので、抗生物質の処方は出来ません。

なので、乳腺炎で発熱するとレディースクリニックのほうが良いのかなと思いますよね。

でも、経験のある助産師さんにマッサージをしてもらったら、抗生物質を服用しなくても改善する場合が多々あるのだそうです。

薬の力を借りずに改善するのなら、その方が確実ですもんね。

また、乳腺炎は不思議なことに左右同時になることはないそうです。

必ず片方ずつで時間差。

だから、きちんと両方のおっぱいを診てマッサージしてもらうことも大切です。

今回の乳腺炎は本当に焦りました。

あれを気合いで乗り切るのは無理です(笑)。

授乳中の方は万が一に備えて、診てもらえる助産院を見つけておくと安心ですね!

それでは、今日も読んでくださり、ありがとうございました。

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