義父がB型肝炎に感染。家族でB型肝炎の検査に行ってきました。

B型肝炎に感染していたことが発覚

今年に入ってすぐに義父が亡くなったのですが、亡くなる直前にB型肝炎を発症していたことが判りました。

まさか義父がB型肝炎に感染していたなんて・・・私たち夫婦はもちろん、義母も義兄夫婦もこの時に初めてドクターから知らされました。

B型肝炎に大人が感染した場合、軽い症状で治まることが多いと言われていますが、小さい子供が感染した場合はキャリアとなり、将来的に肝硬変や肝癌などを発症する可能性がある怖い病気です。

我が家には2015年産まれの娘と2018年産まれの息子がいます。

義父と一緒に暮らしていなかったとはいえ、週に1・2回は主人の実家へ遊びに行っていました。私たち夫婦は、念のため、家族みんなで検査を受けることにしました。

結果、誰も感染していなくてホッとしたのですが、今回検査を受けるにあたり、B型肝炎について詳しく調べてみましたので、まとめておくことにしました。

小さい子供さんがおられる方には、是非、知っていただきたいので、読んでいただければと思います。

B型肝炎ってどんな病気?

B型肝炎とはB型肝炎ウイルス(HBV)によって引き起こされるウイルス性肝炎のことをさします。

B型肝炎ウイルスは血液・体液を介して感染し、感染した時の年齢や宿主の免疫機能によって、一過性感染と持続感染に大別されます。

上にも少し書きましたが、大人が感染した場合、約8~9割の方は急性肝炎を発症します。症状は、微熱・食欲不振・嘔吐・倦怠感などで、黄疸がみられることもありますが、これらの症状は約1ヶ月ほどで回復します。

しかし、まれに重症化して劇症肝炎を起こし、死亡することがあります。

子供(主に3歳以下)が感染した場合は、まだ免疫機能が発達していないので、体がB型肝炎ウイルスを異物と認識せず、症状が現れることなく保菌した状態(キャリア)となります。

そして、大人と同じように免疫機能が働くようになると、すべての人に当てはまる訳ではありませんが、慢性肝炎を起こし、肝硬変や肝癌を発症することがあります。

注意
B型肝炎ウイルスに感染している場合は、症状が無くても専門の医療機関で早めに治療を受けることが大切です。

感染経路は?

B型肝炎の感染経路は、主に「垂直感染」と「水平感染」に分けられます。

垂直感染

垂直感染は母子感染とも呼ばれます。B型肝炎ウイルスに感染している女性が出産する際、産道からの出血によってB型肝炎ウイルスが赤ちゃんに感染します。

現在は妊娠初期の検診で採血をし、妊婦がB型肝炎ウイルスに感染していることが判れば、出産後、赤ちゃんに人免疫グロブリンの投与などが行われ、感染を防ぐための処置がされます。

なので、妊婦検診をきちんと受けておれば、垂直感染はあまり心配しなくて良いと思います。

水平感染

私がとても心配に思ったのは、この水平感染です。

主な水平感染は下記になります。

  • 性行為などの濃密な接触
  • 刺青・ピアスの穴あけ
  • 不衛生な器具による医療行為
  • 出血を伴うような民間両方

HVBウイルスの感染力自体はそんなに強くないので、免疫機能が確立されている大人であれば、自分の傷口に感染した人の血液が触れるなど、よほどのことがない限り感染しないようです。

しかし、小さい子供は免疫機能が未発達なので、タオルや食器の共有など、唾液からの感染にも注意する必要があります。

インターネットでいろいろ調べてみると、「唾液からは感染しない」と書かれている記事もありましたが、保育施設での集団感染の報告もありますし、口腔内で出血していないとも限りません。私は注意するべきだと考えています。

参考 保育所におけるB型肝炎集団発生調査報告書保育所におけるB型肝炎集団発生調査報告書

私自身、少し潔癖なところがあるので、基本的には食器の共有や、義父が使っているお箸で食べ物を娘に与える、などは出来るかぎりしないようにしてきました。

ただ、手を拭くタオルは共有でした。

義父は今までに、庭の木を剪定して怪我をしたり、ペットの猫に噛まれて怪我をしたり、時々、出血を伴う怪我をしていました。

手を拭くタオルに義父の血が付着していないとは限りません。

こういった事から、私たち夫婦は家族みんなで検査を受けることにし、義母や義兄一家にも出来れば検査を受けてほしいとすすめました。

2016年10月より予防接種が定期に

最近ご出産された方はご存知だと思うのですが、2016年10月よりB型肝炎の予防接種が定期となりました。なので、2016年4月1日以降に産まれた赤ちゃんは無料で接種することが出来ます。

全部で3回接種する必要がありますが、赤ちゃんのうちに接種しておくと、ほぼ確実に抗体が出来るそうです。

今までは任意だったので、希望者は自費で料金を支払って接種する必要がありました。それが公費負担で接種出来るようになったということは、やはりそれだけ重要なワクチンなのだと思われます。2015年産まれの我が家の娘も、1歳前に自費で接種しています。

また、義父がB型肝炎に感染していると判った時、息子は予防接種を2回目まで済ませたところでした。

保健センターに問い合わせたところ、B型肝炎に感染してないことを確認してから予防接種を受けたほうが良いと言われたので、息子の3回目の予防接種は感染していないことを確認してから受けました。

MEMO
予防接種で得た抗体は一生継続するのではなく、10~20年だと言われています。個人差が大きく、早い人で2~3年で消失すると書かれているwebサイトもありました。

家族で血液検査へ

B型肝炎に感染しているかどうかは血液検査を受けることで分かります。

私たち夫婦は近所のクリニックでHBs抗原を、娘と息子は小児科専門のクリニックでHBs抗原とHBs抗体の検査をしました。検査の項目の詳細は下記になります。

費用は、健康診断のような扱いになるので、私たち夫婦は自費で1人7000円くらいかかりましたが、娘と息子は保険適応で検査してもらうことが出来ました。

おそらく、子供は感染しやすいと考えられる点から保険適応になったのだと思います。

結果、4人ともHBs抗原は「陰性」。娘と息子のHBs抗体は「陽性」で予防接種の抗体が有効になっていることも確認することが出来ました。

この時点では、まだ義母と義兄一家が検査に行っていないので、娘と息子のHBs抗体陽性を確認出来てホッとしました。

MEMO
年齢などにもよりますが、地域の保健センターで無料で検査出来ることもあります。

残る疑問

さて、私の勉強不足のせいもあるのですが、ここまででいくつか疑問が残りました。

まずは、義父がいつどこでB型肝炎に感染したのか?ということです。

主治医のドクターから検査結果を伝えられた時、義父はすでに意識が無かったので確かめようがないですが、おそらく、自分がB型肝炎に感染していることは知らなかったのだと思います。

そして、ドクターが仰るには、義父の年齢から考えて、集団予防接種で感染した可能性が高いと。

集団予防接種でB型肝炎に感染したのであれば、給付金申請の対象になるのですが、それは、満7歳までに集団予防接種を受けていて、なおかつ、それが昭和23年7月1日から昭和63年1月27日の期間に限ります。

義父は72歳で亡くなりました。亡くなるまでずっと何年も病院にかかっていて、何度も肝機能の血液検査をしていました。しかし、肝機能の数値に異常がみられたのは、亡くなる半年前のことでした。

満7歳までにB型肝炎のキャリアになっていたのであれば、こんなにも長い期間、肝機能の数値になんの異常も見られないものなのでしょうか?

また、亡くなる半年前から毎月のように肝機能の数値に異常がみられたのに、なぜ、その時点でB型肝炎の検査をしなかったのでしょうか?亡くなる直前に輸血が必要となり、初めて検査されたようです。

それに、満7歳までに義父がキャリアになっていたのであれば、義母はもちろん、義母からの垂直感染で私の夫も義兄も感染している可能性がかなり高いことになります。

しかし、主治医のドクターからはB型肝炎に感染していることが告げられただけで、詳しい説明は何もなかったそうです。

だから、義母も義兄もB型肝炎が感染する怖い病気だということを知らず、自分たちが検査を受ける必要性なんてまったく無いと思っていたようです。万が一、義母や義兄がB型肝炎に感染していて、それが更に広がってしまえば大変なことになります。

主治医からもっときちんと説明してほしかったです。

それから、B型肝炎の検査には、感染したのが最近なのかどうかを調べる「HBc-IgM抗体」という検査もあります。

義父が亡くなる直前の症状には、肝不全や意識障害、発熱、かなり強い黄疸などもありました。素人の私が言うのもおかしいですが、ごく最近感染して劇症肝炎を発症している可能性もある訳です。

集団予防接種以外の可能性もふまえてHBc-IgM抗体も調べてほしかったです。

現在、義母が給付金の申請をするために動いています。

これからまた主治医のドクターともやりとりが必要になるかも知れないので、このへんの疑問が解決されれば、また詳しく更新したいと思います。

最後は愚痴みたいになってしまってすみません。今日も読んでくださり、ありがとうございました。

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