何回も呼んでるのに反応してくれない
子供がよくかかる病気のひとつに【中耳炎】があります。
我が家の娘も2歳10ヶ月頃までは頻繁に中耳炎を繰り返しました。
そして、何度も中耳炎を繰り返すうちに
と思うようになりました。
耳鼻科で治療を受けることによって娘の症状は改善しましたが、中耳炎が原因で耳が聞こえにくい状態になる子供は少なくないようです。
この記事では
- 中耳炎の症状
- 中耳炎の治療方法
- 中耳炎を予防する方法
などについて詳しくまとめています。
中耳炎で耳が聞こえにくい状態が続くと
- 発語の遅れ
- 理解力の低下
に繋がる可能性もありますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
中耳炎ってどんな病気?
中耳炎の種類
中耳炎は大きく分けて
- 急性中耳炎
- 反復性中耳炎
- 滲出性中耳炎
に分けられます。
一般的に子供の中耳炎は急性中耳炎が多いと言われています。
中耳炎の症状
急性中耳炎になると
- 耳の痛み
- めまい
- 発熱
などの症状が現れます。
小さい子供は耳の痛みなどをうまく伝えられないので
- 頭をふる
- 突然泣き出す
- ずっと機嫌が悪い
- 耳を気にして何度も触る
などの動作が見られるようになります。
また、中耳炎の症状がすすむと
- 常にボーっとしている
- 耳漏(みみだれ)が出てくる
- 耳が詰まったような感じで聞こえにくい
といった症状が現れることもあります。
反復性中耳炎は急性中耳炎を何度も繰り返している状態です。
初めて中耳炎になった年齢が低いほど反復性中耳炎になりやすいと言われています。
滲出性中耳炎は中耳に滲出液が溜まっている状態です。
急性中耳炎の治療を途中で止めてしまった時などに起こります。
大人は顔を動かした時に耳の中で滲出液が動くのが分かるようですが、子供の場合は自覚症状がほとんどないと言われています。
中耳炎になる原因
中耳炎は耳の奥にある【中耳】が細菌やウイルスに感染して炎症をおこしている状態です。
細菌やウイルスに感染する原因は大半が鼻水です。
鼻水には多量の細菌やウイルスが含まれています。
特に小さい子供は上手に鼻をかむことができません。
鼻水が鼻の奥に溜まっていると細菌やウイルスが耳の奥まで入り込み中耳炎になります。
昔はお風呂やプールで耳の中に水が入ると中耳炎になると言われていました。
しかし、耳の中に水が入ることで中耳炎になることはほとんどないようです。
中耳炎はうつる?
中耳炎そのものが他の人に感染することはありません。
しかし、耳だれが人の皮膚に付着した時は皮膚炎を起こす可能性があります。
中耳炎の治療方法
受診するのは小児科?耳鼻科?
私のおすすめは【耳鼻科】です。
専門の病院でしっかり診てもらうことで治療がスムーズにすすみます。
また、風邪などで小児科を受診する際も、日頃から耳の中まで診てくれる小児科を選びましょう。
うちの娘は耳まで診てくれない小児科に通っていたことと耳を気にする様子が見られなかったことで、中耳炎の発見が遅れてしまいました。
中耳炎の治療をせずに耳が聞こえにくい状態が続くと
- 発語の遅れ
- 理解力の低下
などに繋がる可能性があります。
娘は3歳半健診で発達の遅れを指摘されています。中耳炎の治療が遅れてしまったことも原因のひとつではないかと深く反省しています。
抗生物質の服用
子供の急性中耳炎は自然に治ることが多いですが、必要に応じて抗生物質が処方されます。
娘は【メイアクト】というオレンジ色の粉薬を処方されました。
メイアクトは中耳炎に対してピンポイントに効く薬ではなく、体全体の菌にふわっと効くイメージだそうです。
なので、中耳炎の症状が酷い場合は効果がないこともあります。
子供さんがお薬を飲んでくれない時は下記の記事が参考になるかも知れません。
中耳炎にピンポイントで効く抗生物質もあるのですが、高熱が出たあとは発疹が出やすいらしく、娘には処方されませんでした。
鼓膜切開術
抗生物質で治る気配がない時は【鼓膜切開術】が行われます。
小さなメスを耳の中に入れて炎症を起こしている水膨れの部分を切開し、溜まっている膿を排出する手術です。
手術という言いかたをすると大げさに感じますが、麻酔なしで数秒で終わる手術です。
娘も抗生物質が効かなかったので鼓膜切開術をしてもらいました。
鼓膜切開術をする前の状態を小さなカメラで撮影してもらうと
- 耳の奥が赤く腫れ上がり、鼓膜の部分に白と黄色が混ざったような水膨れ
が出来ていました。
鼓膜切開術をしてもらってから2週間ほど経過すると
- 赤く腫れ上がっていた部分が治まり、鼓膜が透きとおっている
状態になっていました。
また、それ以上に驚いたのが娘の変化です。
鼓膜切開術をしてもらった2日後くらいからコミュニケーション能力が劇的に上がりました。
それまでの娘は大きな声で何度呼んでも反応してくれず、もちろん会話も成立しない時が多々ありました。
それなのに、たった2日で人が変わったように会話がスムーズに成立するようになりました。
もっと早く中耳炎に気付いてあげるべきでした。
中耳炎を予防する方法
子供の中耳炎の原因は
鼻水
が大半です。
なので、中耳炎を予防するためには
鼻水をこまめに排出
することが1番効果的です。
特に小さい子供は自分で鼻をかめないので、電動鼻吸い器で吸引してあげるのがおすすめです。
私の経験上、
- 手動の鼻吸い器
- ハンディタイプの鼻吸い器
は、鼻の奥に溜まった細菌だらけの鼻水を吸い出すことが出来ませんでした。
なので、据え置きタイプの電動鼻吸い器が絶対おすすめです。
パワフルに吸引できて、大人にも子供にも負担が少ないので、ぜひ調べてみてくださいね。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。